更年期治療について

閉経年齢は平均50・5歳といわれていますが、
更年期とは閉経前後5年間くらいの時期をさしています。
いまや人生90の時代になってきました。

この更年期を上手に乗り切って後半生を
心身ともに健康で豊かに過ごしたいものですね!

更年期障害とは

更年期になると卵巣機能が低下することにより、
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少していきます。

そして全身のホルモンを統括している下垂体と
自律神経をコントロールしている視床下部の
はたらきにアンバランスを生じます。

これが下記にあげる更年期障害の症状です。

更年期障害の症状

血管運動神経ほてり?のぼせ(ホットフラッシュ), 冷え性,息切れ,動悸, 心悸亢進
神経系頭痛,頭重感,めまい,不眠,耳鳴り,イライラ,不安・恐怖,もの忘れ,疲労感,倦怠感,うつ
運動器系肩こり,腰痛,関節痛,骨粗鬆症
消化器系吐き気,嘔吐,食欲不振,偏食,過敏性腸症候群,胃,十二指腸潰瘍
皮膚,粘膜多汗,冷汗,口渇,唾液分泌増,皮膚のかゆみ,脱毛,白髪の増加,円形脱毛症
泌尿器系頻尿,残尿感,失禁
婦人科系月経異常,閉経,おりもの
その他肥満,高血圧,動脈硬化,糖尿病,うつ病,視力減退,眼精疲労,老眼,白内障

更年期障害の症状

東洋医学では子宮及び卵巣での血の滞り(?血:おけつ)を更年期障害と関連付けています。

近年では鍼灸治療における自律神経調整作用や女性ホルモンの分泌促進作用(三陰交への刺激によるプロゲステロン産生能力の回復)に関しては科学的な裏づけがあるとの論文発表もなされています。

ホルモン補充療法(HRT)
<※>と比較して、本来生体に備わった調整機能や自己治癒力を用いた鍼灸治療は副作用のない安全な治療法であると同時に、慢性的な筋肉の過緊張(慢性的な重度の肩こりや腰痛など)や不定愁訴の改善にも同時に対処することができます。

※ホルモン補充療法(HRT)
低下する女性ホルモンを補うことで更年期症状を緩和しようとする治療法。

米国国立衛生研究所(NIH)によるホルモン補充療法の大規模臨床試験が当初15年計画で開始されたが、乳がん,冠状動脈性心疾患,脳卒中,肺塞栓症のリスク増加が確認されたため中止となった。

現在米国ではこの療法は
危険性があるため行われていない。